プチ楽曲分析

【プチ楽曲分析】櫻坂46『Addiction』

楽曲情報

櫻坂46『Addiction』

作詞:秋元康
作曲:浦島健太・野口大志
編曲:APAZZI

2025年4月18日リリース。

プチ楽曲分析

ワンコーラス、セクションごとに聴いていきます。

イントロ

キーはFメジャー(Dマイナー)。

パッと聞いた感じは、4361のいわゆる有名な「Just the Two of Us進行(丸サ進行)」です。7thやM7thがついたりしますが、Fメジャーだと「B♭→A→Dm→F」ですね。

ただこの楽曲の場合は、2つ目のⅢの調性をあまりハッキリさせてないような印象があります。ちゃんと聞くとハモでマイナー3度をなぞっていたりはしますが、Aなのか、Amなのか、という感じですね。ちょっと不思議な感覚です。

サウンド面では、ストリングスのフレーズに加えて印象的なのが声ネタ系の音ですね。いわゆる坂道グループの中では、櫻坂の色として特徴的に使われがちな気がします。

サビ

イントロから頭サビに繋がります。櫻坂の表題曲・リード曲では頭サビを久しぶりに聴いた気がします。

16分の細かいメロディも交えた感じで、これも櫻坂っぽさを感じるひとつなのではないかなと思います。

コード進行は基本はイントロ同様のもの。ここでもⅢの調性は曖昧な感じがしますね。ドラムの質感やアコギの入り方など、パキッとしたサウンド感のトラックからも櫻坂らしさが感じられます。

間奏を挟んでAメロに繋がります。

Aメロ

間奏最後にキメが入ったのちAメロに入りますが、楽曲全体の雰囲気はそこまで変わらない印象です。聴いていて気持ちのいいトラックです。

コード進行がイントロやサビと同様なのですが、ここでポイントなのは1小節目3,4拍目。これまでとは違ってここでは明確にⅢであるAのコードが使われています。

1小節目だけメロディがC#をなぞっていて、2小節目以降ではCが使われています。サウンド感の展開ではなくメロディでハッとさせられる部分ですね。

頭サビの楽曲であるからか、Aメロが2周(16小節)ではなく1周(8小節)で切り上げているのもポイントかもしれません。ここが長いとサビまでが長く感じる可能性もありますね。

Bメロ

キーはDメジャー。

ここで転調することで、一気に世界が変わる感じがあります。短三度下への転調ですね。

コード進行は「G→F#7/A#→Bm→D」という感じで、2小節目がオンコードになっているものの基本形は4361のままです。転調とオンコードで大分印象が変わっています。

転調した瞬間のGメジャーコードの構成音G,B,Dのうち、転調前のキーであるFメジャーに出てこない音としてBの音があります。メロディGに対して実はこのBの音で下ハモをとっているのが結構ポイントだと思います。

構成音とメロディだけで言えば下ハモはDの音でもいい訳ですが、このBの音が転調した瞬間からハッキリと聞こえてくることで、より明確に効果的な場面転換が伝わっている気がします。

後半は「Em→D/F#→Gm→A」と、ベースが上行する形の進行でサビへ盛り上げていきます。Gmはサブドミナントマイナーなので、ひとつコード進行的にもポイントですね。

サビ

キーはFメジャー。短三度上に転調して戻ります。

前半は頭サビと同様です。尺で言うと頭サビの倍の長さが、サビ前半にあたります。

サビ後半も最初はコード進行は変わりませんが、細かくリフレインされるメロディが非常に特徴的なセクションです。「愛の」と「I know」がかかっていて面白いですね。

その後は「Dm→D♭aug→F/C→Bm7-5」と、ベースがDから半音ずつ下行していく進行に入ります。ここでも下ハモが印象的な動きをしていて、その下行していくベースの音をなぞっています。

秋元康プロデュースグループでの男性コーラスは定番ですが、その良さも要所で生きている感じがしますね。

最後にAメロ前にあったキメが入ってサビが締め括られます。

最後に

櫻坂46『Addiction』をワンコーラス、細かく聴いていきました。

ダンスが映えそうなパキッとした質感の独特のトラックや、声ネタやハモリなどボーカル周りのサウンド、随所で細かく刻むメロディなど、このグループらしさを感じる楽曲だったと思います。

アルバムのリード曲ですが、今回のアルバム中には曲間を繋ぐ間奏曲(Interlude)が入っていたり、海外のDJによってRemixされた楽曲が入っていたりと、これまでと違う切り口の部分もあり面白いなと感じました。

次はどんな楽曲が生まれるのでしょうか。

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