楽曲情報
米津玄師『Plazma』
作詞・作曲・編曲:米津玄師
2025年1月20日リリース。
アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』主題歌。
プチ楽曲分析
ワンコーラス、セクションごとに聴いていきます。
Aメロ・イントロ
キーはAマイナー。
構成がAメロ→イントロ→Aメロとなっているため、いきなり歌から始まるパターンです。
冒頭から印象的なのがリリースカットピアノ。シンセなどが重なっているのか、特徴的な音だと思います。YOASOBIなど比較的近年のボカロ系の楽曲がイメージできる音色です。
米津玄師が「ハチ」としてボカロPでも活動していたメインの時期は10年ほど前だと思いますが、この音色も含めてそちらの方向を感じる楽曲だと思います。
コード進行は「Dm→Em→Am」「F→G→Am」を繰り返す形で、比較的シンプル。
同様の進行でイントロも進みますが、ピアノ+歌だったところにキックやベースをはじめ色々な音が入ってきます。ボーカルチョップが独特な世界観を感じさせています。
イントロが終わった後のAメロは、楽曲冒頭と違いキック・ブレイクビーツなどがメインでスタート。特にキックは1小節ごとに「4つ打ち」と「5つ打ち」の交互になっているのがとても特徴的です。
(5つ打ち…「ジャージークラブ」というジャンルで使われるビートで、直近数年で特に流行になった印象。NewJeansやCreepy Nutsなどが分かりやすいかも)
更に後半はベースや、イントロ同様細かい動きのピアノが印象的。
Bメロ
Bメロ冒頭は一転、最初の4小節は2,4拍目のパーカッション的な短いスネア以外ビートを刻む楽器が無くなります。
モジュレーション系のエフェクトがかかったようなパッドなど長い音符のシンセがメインで、コードチェンジも大きくとっていて緩急が効いている場面です。
そんな中でグルーヴを感じさせているのがメロディ。細かい譜割りの歌で、トラックとの対比が感じられます。
Bメロ後半は4つ打ちキックと併せて16分を刻むリズムも入ってきて、そのまま効果音などとともに加速するような勢いで、さらに転調もしてサビに突入というイメージです。
サビ
サビから転調してCマイナーになります。短三度の転調です。
やはり楽曲を印象付けているのはイントロから登場していたリリースカットピアノの細かい動き。この楽曲の顔とも言える音色、フレーズですね。
コード進行で言うと「A♭→B♭→Cm」「A♭→B♭→Gm→Cm」を繰り返す形で、これもAメロとほとんど同じでシンプル。循環コードと呼んだりします。
(さらに言うとトニック:Ⅰから始まっていない、「逆循環コード」)
サビの前後半を繋ぐ部分だけ「Fm→B♭→G7」となっていて、特にG7がCmを想起させる、マイナー感を強調させているコードになっています。
ちなみに細かく聴いていると、サビの一部だけAメロでもあった5つ打ちのキックが登場するのが面白いです。
最後に
米津玄師『Plazma』をワンコーラス、細かく聴いていきました。
ルーツとなっているであろうボカロ楽曲の、さらに「今の形」を感じて、その点でも興味深いなと思いました。
コードで見るとシンプルな進行ながら、色々な音が入っていて飽きない楽曲でした。
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