プチ楽曲分析

【プチ楽曲分析】CUTIE STREET『ラブトレ』

楽曲情報

CUTIE STREET『ラブトレ』

作詞・作曲・編曲:フクイチカズキ(M-AG)

2025年2月26日リリース。

プチ楽曲分析

ワンコーラス、セクションごとに聴いていきます。

イントロ

キーはA♭メジャー。

アイドルソングらしい、ブラスの音色がメロディを奏でるイントロでスタート。BPM132の4つ打ちで、ダンスの合う王道楽曲という感じですね。

2小節のプリイントロと4小節のイントロという構成で、プリイントロはイントロ後半2小節のコード進行。

「D♭→A♭/C→B→B♭m」と、コードのルート(根音)が半音ずつ下行する進行です。

実はこの進行はイントロのみなので、結構ポイントです。特に、ノンダイアトニックコードのBのコードが独特な響きに聞こえると思います。♭Ⅲのコードですね。

イントロ前半2小節のコードはAメロでも登場します。

Aメロ

イントロから一転、ベースとドラムとボーカルのみという構成でAメロに突入。

全体として可愛らしい楽曲ながら、ベースのスラップが非常に目立つセクションで面白いですね。下のE♭やD♭など、ベースの音域的に5弦か6弦のベースみたいです。

ブラスの合いの手を皮切りに、2周目はうっすらエレピも入ってきます。これもうっすら、右側にエレキギターも登場していますね。

コードはイントロ前半でも登場する、「D♭→A♭/C→Fm→E♭m→A♭」です。最後の「E♭m→A♭」は1拍ごとのコードチェンジになります。

E♭mのコードはA♭メジャーキーのⅤm:ドミナントマイナーで、ノンダイアトニックコードになります。Ⅳ:サブドミナントを1度として考えた時のツーファイブワンが「Ⅴm→Ⅰ→Ⅳ」となり、この動きが2小節ごとに出てくる形ですね。小節をを跨いで「E♭m→A♭→(次の)D♭」の部分です。

Bメロ

エレピと左側のエレキギターをはじめ、帯域的に中域くらいの楽器が一気に入ってきます。

Aメロまでは2拍ごとのコードチェンジが主だったところから、Bメロは1小節(4拍)ごととなり、サウンドだけでなく流れ方にも展開感が感じられると思います。

セクション最初のコードは引き続きサブドミナントですが、AメロまでのD♭と違ってメジャーセブンスの響きが加わり、一層浮遊感のようなものがある形に。

進行は「D♭M7→Cm→Fm→A♭」とダイアトニックコードでの進行。度数で「4361」となりますね。

続く後半はサビ直前が変わって「D♭M7→Cm→B♭m→C」となり、ノンダイアトニックコードのⅢであるCがサビ頭のコードを予感させます。ⅣのD♭、ⅥmのFmに繋がると自然ですね。

サビ

半音上に転調して、キーはAメジャー。

構成は前半8小節+後半6小節で、ちょっと珍しい感じもあります。2番サビやラスサビには無いので、意外と早く2番のAメロが来て少しビックリさせるような仕掛けですね。

サビ直前のコードから、最初のコードはそれまでのセクション同様のDbが予感させられていましたが、半音上に転調したことでDのコードからスタート。

コード進行は、イントロ前半やAメロでも登場したものが半音上がった形で「D→A/C#→F#m→Em→A」が中心です。最後の「Em→A」から、次のDのコードでツーファイブワンの形でしたね。

サビ前半の最後の部分は「Bm→A/C#→D→A/E」と、1拍のコードチェンジでルートが上行する進行。これに続くサビ後半が映えますね。

メロディは、サビ最初の「満員の満員の満員よ」、5小節めの「難易度 難易度 Highの」が、リフレインする形でさらに韻も揃っていて、一度聞くだけで印象に残るものだと感じます。

最後に

CUTIE STREET『ラブトレ』をワンコーラス、細かく聴いていきました。

FRUITS ZIPPERなどと同じ「KAWAII LAB.」のグループとして『かわいいだけじゃだめですか?』でブレイクしたイメージですが、今回の新曲もとてもキャッチーだなと思いました。

タイトルの「ラブトレ」は英語表記だと「LOVE TRAIN」となっており、歌詞からも電車を比喩表現として使っている楽曲です。ただ、サビの「ああ 満員の」は「甘いの」に聞こえるような歌詞で、これも仕掛けとして面白いなと感じました!

他グループも含めて、今後も注目だと思っています。

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